国内初の信託報酬0%投資信託とコロナウィルスの影響
商品内容は、海外株式に特化し投資するつみたてNISA(積立型少額投資非課税制度)専用の商品です。
参考:つみたてNISA新商品のお知らせ「野村スリーゼロ先進国株式投信」
商品名は「野村スリーゼロ先進国株式投信」といい、委託会社報酬、販売会社報酬、受託会社報酬の3つが0%となる個人投資家待望の内容となっています。
条件は10年間限定で2031年以降は手数料(信託報酬率0.11%以内)が発生します。
近年の投資信託手数料引き下げ競争の流れで、勝負に出たというところでしょうか!
つみたてNISAはまとまった資金のない人向けの商品なので、おそらく狙いは若年層ですね。
手数料で儲けが出ないにも関わらず、今回の商品を出した理由は広告費として位置づけた戦略的なものがありそうです。
老後資産2,000万円のフレーズで若年層も投資に興味を持つ流れが出てきているので、先に青田買いをして、将来的にメインの顧客に繋げる方針かと思われます。
ただ、指標がMSCI-KOKUSAIインデックスとなっており、先進国23カ国の大型・中型株から日本を除いたものになります。
約7割近くがアメリカ株式に依存しているインデックス型なので、今後どのような動きを見せどのくらい成長していくのかやや不安が残ります。
経済は感情で動くという有名な言葉がありますが、投資は何が起きるかわからないので100%の勝率なしで結果を残すのは大変なことですよね。
これから10年で感情による経済の大きな動きがどれだけあるかとても不安です。
不安感情による主要経済指標の急落を備忘録として残すために、新型コロナウィルスによるここ3ヶ月の主要経済指標と恐怖指数の動向を掲載しておきます。
3ヶ月の主要経済指数推移比較
引用元:TradingView
1ヶ月の恐怖指数推移
引用元:TradingView
きれいに反比例していますね。
こんな急落する相場の中で勝てるもしくはリスクを最小限に抑えられるプロは本当にすごいなと改めて思いました。
いち早く上昇相場に戻ることを願う限りです。